熊本県で津波災害警戒区域（イエローゾーン）指定！あなたの地域は大丈夫？

熊本県は、令和7年8月8日、津波防災地域づくりに関する法律に基づき、14市町で「津波災害警戒区域（イエローゾーン）」を指定しました。これは、最大クラスの津波発生時に住民の生命・身体に危険が及ぶ可能性のある区域で、津波浸水想定区域と同一範囲です。

イエローゾーンの指定により、各市町は津波ハザードマップ作成や避難訓練の実施が義務化され、避難促進施設では避難確保計画の作成が義務化されます。これにより、津波に対する警戒避難体制の強化が図られます。 また、基準水位（建物のせき上げ高を考慮した浸水深）の公表により、安全な避難のための高さも明確になります。

ただし、警戒区域の指定は土地利用や開発行為への規制を伴いません。宅地建物取引業者には、取引物件が警戒区域内にある場合、その旨を重要事項として説明する義務があります。

今回の指定は、県民の生命と安全を守るための重要な取り組みです。 ご自身の居住地域がイエローゾーンに指定されているか、熊本県ホームページ（https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/8/242512.html）で確認し、津波対策について改めてご確認ください。 リーフレットもダウンロード可能ですので、ぜひご活用ください。 安全な避難経路の確認や、避難訓練への参加も強く推奨します。