栃木県教育委員会主催の「伝えよう！本の魅力コンテスト」令和6年度の結果が発表されました。ポップ部門には176点、SNS部門には327点もの応募がありました。

ポップ部門では、栃木県立宇都宮南高等学校2年の飯野理子さんが『黒猫の三角』（森博嗣著）で最優秀賞を受賞。優秀賞には、『MILGRAM』（波摘著）、『残像に口紅を』（筒井康隆著）、『天使の蝶』（プリーモ・レーヴィ著）、『人形の家』（イプセン著）を紹介した4名の高校生が選ばれました。

SNS部門では、栃木県立矢板高等学校1年の花塚美来さんが『流浪の月』（凪良ゆう著）で最優秀賞を受賞。優秀賞には、『掟上今日子の備忘録』（西尾維新著）、『正体』（染井為人著）、『わたしの美しい庭』（凪良ゆう著）、『正欲』（朝井リョウ著）、『三匹のおっさん』（有川浩著）を紹介した5名の高校生が輝きました。

受賞作品は、高校生たちの個性豊かな視点と表現力で、本の魅力を存分に伝えています。 どの作品も、書籍への深い理解と愛情が感じられ、読書意欲を高める力強いメッセージに満ち溢れています。 これらの受賞作品を通して、多くの高校生が読書の楽しさを再発見し、新たな読書体験へと繋がることを期待したいです。

コンテストは、栃木県内在住・在学の高校生などを対象に、令和6年7月5日から9月13日まで応募を受け付けました。主催は栃木県教育委員会、共催は栃木県高等学校教育研究会図書館部会、栃木県高等学校文化連盟図書部会、後援は栃木県学校図書館協議会、栃木県読書推進運動協議会、栃木県公共図書館協会です。