総務省統計局の調査に基づき、栃木県宇都宮市の令和7年5月分の消費者物価指数が発表されました。2020年基準で総合指数は110.7となり、前月比は横ばいでしたが、前年同月比では2.8％の上昇となりました。

上昇の主な要因は電気代、調理食品、ガスの値上がりです。一方、野菜・海藻、魚介類、肉類の価格下落が物価上昇を抑える効果となりました。

生鮮食品を除く総合指数は110.6、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は109.1、食料（酒類を除く）とエネルギーを除く総合指数は103.6と、いずれも前年同月比で上昇しています。

これらの指数は、経済政策や年金改定などに利用されます。より詳細なデータや全国・他都市の指数については、総務省統計局のウェブサイトをご確認ください。

本調査は、約2万7千店舗と約2万8千世帯を対象とした小売物価統計調査に基づいており、宇都宮市に加え、小山市、上三川町でも「動向編」の調査が行われています。「構造編」は栃木市、大田原市、那須塩原市で実施されています。

物価上昇の背景や今後の動向を理解するために、この消費者物価指数は重要な指標となります。詳細な統計表は、栃木県統計課のウェブサイトで確認できます。