熊本県は、森林経営によるCO2吸収量をJクレジットとして認証し、環境保全と経済効果の両立を目指す支援事業を実施しています。Jクレジットとは、森林整備や省エネルギーなどによる温室効果ガス削減量・吸収量を国が認証する制度で、カーボンオフセットや企業PRなどに活用できます。

2023年10月には東京証券取引所でカーボン・クレジット市場が開設され、注目度も高まっています。熊本県では、Jクレジット創出を希望する森林所有者等を対象に、計画書作成から審査対応、モニタリング調査までをサポート。令和6年度末時点で4者がクレジット創出に成功しています。

現在、県内2地域でJクレジット制度説明会を開催し、新たな事業者も募集しています。対象は、熊本県内の森林を所有・管理する個人・法人（森林所有者、森林組合、林業事業体、市町村など）。間伐や再造林によるJクレジット創出を支援し、条件を満たす森林であれば応募可能です。

応募期限は令和7年7月25日（消印有効）。詳細や応募方法は、九州林産株式会社（県委託先）までお問い合わせください。環境保全と経済的メリットを両立したい森林所有者の方々、ぜひこの機会にご参加ください。 Jクレジット創出を通して、熊本の豊かな森林を守り、持続可能な社会の実現に貢献しましょう。