三重県、未来の医療を担う「移行期医療」専門家を育成！大学と連携し新たな寄附講座を開設

三重県は、小児慢性特定疾病対象児や医療的ケア児など、16歳以上の若者への医療提供体制強化のため、三重大学医学部に「三重県移行期医療学講座」を令和7年8月1日に開設します。7月30日には、県庁で協定締結式が開催されます。

この寄附講座は、移行期医療に特化した医師の育成と確保を目的としています。小児科と成人診療科の医師が連携した診療体制の構築や、大学病院および県内医療機関での実践的な研修を通して、質の高い医療を提供できる人材育成を目指します。

講座の年間予算は、令和7年度が2,346万5千円、令和8年度から11年度までは3,905万円と、県からの多額の寄付金が投入されます。講座設置期間は令和7年8月1日から令和12年3月31日までの予定です。

この取り組みは、医療の切れ目のないスムーズな移行を支援し、将来、県民が安心して医療を受けられる社会を実現するための重要な一歩となります。 県と大学の連携によるこの新たな試みは、地域医療の未来を担う人材育成に大きく貢献することが期待されています。