産業廃棄物不法焼却で事業許可取り消し！有限会社塩谷マルマスへの行政処分

令和7年7月24日、三重県は有限会社塩谷マルマス（四日市市）に対し、産業廃棄物収集運搬業許可を取り消す行政処分を行いました。

これは、同社が事業場でドラム缶を用いて木くず等の産業廃棄物を野外焼却していたことが、令和6年10月31日の立入検査で発覚したためです。

この行為は廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条の2（焼却禁止）に違反します。法令では、廃棄物の焼却は、適切な基準に則った処理施設で行う場合などに限られています。

塩谷マルマスは、法第14条の3の2第1項（事業許可の取消し）に基づき、許可を取り消されました。 許可取消しは、法令違反が深刻で、情状酌量の余地がないと判断された場合に科される重い処分です。

今回の処分は、違法な産業廃棄物処理に対する厳格な対応を示すものであり、環境保全の重要性を改めて認識させる事例と言えるでしょう。 今後、同様の違法行為の再発防止のため、関係事業者への指導・監督が強化されることが期待されます。