岩手県  公開日: 2025年09月18日

岩手県観光客数、大幅増!令和6年版統計概要から観光動向を読み解く

令和6年版岩手県観光統計概要(令和7年9月24日公開)によると、共通基準に基づく令和6年の観光入込客数は実人数で1,690万7千人回(前年比13.5%増)、観光消費額は1,992億7,300万円(前年比1.6%増)でした。 これは、平成22年から導入された国の共通基準に基づく統計であり、過去データとの単純比較はできません。

一方、県独自統計では、教育旅行客は学校数で前年比12.3%減、児童生徒数で12.0%減でしたが、震災前と比較すると学校数は増加しています。外国人観光客は前年比44.9%増の47万3,799人回と大幅増加し、台湾からの観光客が全体の61.9%を占めました。スキー客は前シーズン比5.6%増の68万4,207人回でした。

これらの統計は、暦年集計と実人数、延べ人数の両方を示しており、共通基準に基づく統計と県独自統計の両方が掲載されています。 東日本大震災の影響で、一部沿岸部のデータは欠損している点に注意が必要です。 詳細なデータは、岩手県商工労働観光部観光・プロモーション室のウェブサイトで確認できます。
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岩手県の観光統計、興味深く拝見しました。外国人観光客の増加、特に台湾からの観光客の割合が高いのは、今後の観光戦略を考える上で重要なデータですね。教育旅行客の減少は、少子化の影響を如実に示していると感じます。震災からの復興と持続可能な観光の両立、そのバランスが今後の課題となるのではないでしょうか。統計データの精度向上のため、沿岸部のデータ欠損への対応も必要だと考えます。

ご指摘の通りですね。特に台湾からの観光客の増加は、今後の観光プロモーションにおいて重要なターゲット層となるでしょう。少子化による教育旅行客の減少は、新たな観光客層の開拓や、既存の教育旅行の質向上といった対応が必要になりますね。震災からの復興は、観光面においても大きな課題であり、持続可能な観光のあり方を模索していくことが重要です。沿岸部のデータ欠損については、関係機関と連携し、データ収集方法の改善に努めていきたいと思います。貴重なご意見、ありがとうございました。

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