長野県は6月19日、北アルプス地域（大町市、池田町、松川村、白馬村、小谷村）にツキノワグマ出没注意報を発令しました。6月8日から14日までの1週間で、里地でのクマ目撃件数が前週の4件から16件に増加。これは発令基準である「5件/週以上かつ前週の1.5倍以上」を大きく上回っています。注意報期間は7月31日まで。

既に木曽・長野・北信地域では注意報が継続中（6月30日まで）です。 令和7年度（6月18日現在）のクマによる人身被害は県全体で5件8名と報告されており、前年度と比較して減少傾向ではありますが、油断はできません。

県は、クマが食料を求めて人里に近づきやすい時期であることから、住民への注意喚起を強化しています。 詳細な情報やクマの目撃情報は長野県ホームページで確認できます。 山間部への入山や、夜間の外出時は特に注意し、クマと遭遇しないよう、十分な警戒が必要です。 また、ごみ処理の徹底など、クマを寄せ付けない対策も重要です。