岩手県は、農業水利施設の再生可能エネルギー活用と省エネルギー化を促進するため、「岩手県農業水利施設GX推進研究会」を令和7年2月6日に設立しました。24市町村、29土地改良区、そして民間企業5社が参加し、小水力発電や太陽光発電の導入を推進しています。

現在、県内では農業用ダムや水路などを活用した小水力発電施設が10カ所、揚水機場などを活用した太陽光発電施設が6カ所で稼働中です。これらの取り組みは、施設維持費の軽減とCO2排出削減に貢献しています。

研究会は、再生可能エネルギー導入や省エネルギー化に関する情報を共有し、会員への助言・指導も行っています。Jクレジット制度の活用についてもサポートしており、参加団体・企業は積極的に情報交換や研修を通じて、持続可能な農業を目指しています。

更なる参加を希望する団体や企業は、岩手県農林水産部農村計画課または岩手県土地改良事業団体連合会にお問い合わせください。 岩手県の農業と環境保全に貢献するこの取り組みは、今後の地方創生にも大きく寄与すると期待されています。 詳細資料は、研究会のウェブサイトで公開されています。