鹿児島県では、令和7年度の喀痰吸引等研修事業（特定の者対象：第3号研修）を実施します。これは、介護職員が特定の利用者に対してたんの吸引などの医療的行為を行うための必須研修です。

研修は、日本ALS協会鹿児島県支部が担当し、基本研修と実地研修の2段階で構成されています。基本研修は県庁や奄美図書館などで年3回開催され、筆記試験があります。実地研修は、基本研修修了者で、対象利用者と医師の指示書、同意書が揃っている場合、随時受け付けます。

基本研修費用は1,500円（テキスト代）と切手代、実地研修費用は損害保険料と指導料（初回無料）です。受講には、鹿児島県内の指定事業所に勤務し、研修条件を満たす必要があります。申込は原則として電子申請ですが、郵送も可能です。

研修修了後、県に認定証交付申請を行い、所属事業所が登録特定行為事業者として登録されることで、初めて喀痰吸引等の行為が可能になります。詳細な日程や申込方法、様式などは、記載されているURLや連絡先をご確認ください。修了証だけでは行為できませんのでご注意ください。 各研修の申込には、必要書類（同意書、医師の指示書など）の取得が事前に必要です。 不明点があれば、鹿児島県保健福祉部障害福祉課療育支援係までお問い合わせください。