災害時、あなたを支える「避難行動要支援者名簿」と「個別避難計画」とは？

市では、災害時に自力での避難が困難な方を支援するため、「避難行動要支援者名簿」と「個別避難計画」の作成を推進しています。

避難行動要支援者とは、高齢者や障がい者などで、要介護認定3～5、身体障害者手帳1・2級、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1・2級を持つ単身世帯の方、難病患者の方などが該当します。ただし、施設入所者や長期入院中の方は対象外です。

「避難行動要支援者名簿」は、災害時に支援が必要な方を登録した名簿です。さらに、名簿情報を提供することに同意した方の「避難行動要支援者名簿（平時用）」を作成します。

「個別避難計画」は、「避難行動要支援者名簿（平時用）」登録者を対象に、「誰が」「誰を」「どう支援するか」を具体的に定めた計画です。これは、2021年の法改正により市町村の努力義務となりました。

これらの情報は、消防機関、警察、民生委員、自主防災組織など、避難支援等関係者と共有され、平時からの避難支援体制づくりに活用されます。ただし、計画作成や同意があっても、災害時の避難支援が必ず保証されるものではありません。

作成の流れは、毎年7月31日を基準日に、市から送付される同意確認書や計画書に記入・返送していただきます。

※詳細や様式については、市福祉事務所生活福祉課へお問い合わせください。