海外旅行中の急病・ケガで安心！後期高齢者医療保険の海外療養費制度を徹底解説

海外旅行中に急病やケガで現地の医療機関を受診した場合、後期高齢者医療保険の海外療養費制度を利用して、医療費の一部を払い戻ししてもらうことができます。

ただし、治療目的の渡航は対象外です。支給されるのは、日本国内で保険診療として認められる治療に限られ、臓器移植や保険適用外の治療などは対象外となります。

支給金額は、日本国内での治療費基準額と海外で実際に支払った費用を比較し、低い方の金額に基づいて算出されます。為替レートも考慮されます。例えば、10万円の治療費を支払った場合でも、日本の基準で算定した治療費が5万円であれば、自己負担割合に応じて5万円が支給されます。

申請には、診療内容明細書、領収書とその日本語翻訳文、パスポートなどが必要で、治療費支払日から2年以内に申請する必要があります。

申請から支給まで2～3ヶ月かかりますので、余裕を持って手続きを進めましょう。 詳細な手続きや対象となる治療については、お住まいの市町村の国民健康保険窓口にご確認ください。 安心して海外旅行を楽しむためにも、この制度について理解しておきましょう。