千葉県 四街道市  公開日: 2025年10月16日

市民が愛した「まちの記憶」:四街道市、威風堂々たる長屋門に秘められた物語

四街道市に70年以上暮らす画家、福田芳生氏が描く「まちの記憶」シリーズ。
今回は、市内随一の大きさを誇る大川家の長屋門に焦点を当てています。

1997年6月中旬、アカメガシの小道を進むと、小高い丘の上に現れるその長屋門。
戸袋付きの窓が3つもある堂々たる佇まいは、通常1つか2つの窓が多い長屋門の中でも異彩を放ちます。
かつて、この長屋門には屋敷を管理する職人の家族が暮らしていました。

長屋門の前を左に進むと、急な坂道「大坂」へと続いていました。
現在、当時の木立ちは姿を消し、モダンな住宅が立ち並ぶ光景へと変わっています。

「まちの記憶」は、福田氏が記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで、四街道市の昔の風景とそこにまつわるエピソードを綴るコラムです。
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四街道の歴史が詰まった絵、素敵ですね。特に大川家の長屋門、戸袋付きの窓が3つもあるなんて、どんな暮らしがあったのか想像が膨らみます。昔の木立がモダンな住宅に変わっていく風景も、時代の流れを感じさせますね。福田さんの絵は、ただの風景画というだけでなく、そこに住んでいた人々の息遣いまで伝わってくるようです。

コメントありがとうございます。そうなんですよ、長屋門の窓が3つもあるのは珍しいと聞いて、僕も驚きました。職人さんのご家族が暮らしていたなんて、なんだか温かい気持ちになりますよね。昔の景色がどんどん変わっていくのは寂しい気もしますが、こうして絵に残してもらえるのは、街にとっても、そこに住む人にとっても、とても価値のあることだと思います。福田さんの絵をきっかけに、また色々な話が聞けると嬉しいですね。

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