手話が「音声言語と同等」に！八街市が目指す、誰もが暮らしやすい共生社会

八街市は、令和7年9月10日の市議会定例会において、「八街市手話言語条例」を全会一致で可決しました。この条例は、手話が音声言語と同等の言語であるとの認識に基づき、手話への理解を広げ、地域で支え合い、心豊かに安心して暮らせるまちづくりを目指すものです。

基本理念として、手話言語を使う人の意思疎通の権利を尊重し、市民がお互いを尊重し合うことを掲げています。市の責務として、手話を使う人が円滑な生活を送れるよう、普及と利用促進の施策を推進します。市民と事業者は、基本理念の理解を深め、市の施策に協力することが求められます。

市では、手話奉仕員養成講座、手話通訳者等派遣事業、手話の国際デー（9月23日）に合わせたブルーライトアップ、手話勉強会などを実施しています。今後は、市民向けの勉強会開催、出前講座の充実、手話動画による情報発信、当事者等との協議による具体的施策の検討を進めていきます。