【宮崎県】津波災害警戒区域指定で避難体制強化！あなたの街は？

宮崎県は、津波防災地域づくりに関する法律に基づき、延岡市、門川町、日向市、都農町、川南町、高鍋町、新富町、宮崎市、日南市、串間市の10市町において「津波災害警戒区域」を指定しました。

この指定は、市町の地域防災計画の拡充や津波ハザードマップの作成、避難促進施設での避難確保計画の作成などを促進し、警戒避難体制の整備を図るものです。

「津波災害警戒区域」とは、最大クラスの津波発生時に生命・身体に危害が生じるおそれがある区域で、警戒避難体制を特に整備すべき場所です。指定区域内での土地利用や開発行為に直接的な規制はありませんが、宅地建物取引業者は、取引対象物件がこの区域内にある場合、重要事項説明として相手方に説明する義務が生じます。

指定に併せて公表される「基準水位」は、津波からの避難における有効な高さを把握し、効率的な避難対策の目安となります。

なお、宮崎県内には「津波災害特別警戒区域」はありません。詳細は県公報や各市町の区域図で確認できます。