奇跡の羽ばたき！愛鳥センターからの野生復帰物語

令和7年度、愛鳥センターでは多くの野生鳥獣が保護されました。その中から、懸命な治療とリハビリを経て、自然へと帰っていった鳥たちの物語をご紹介します。

7月には、翼を負傷し飛べなくなっていたサシバが保護されました。出血もあった深刻な状態でしたが、10日間の治療とフライングケージでのリハビリを経て、力強く空へと飛び立っていきました。

4月には2羽の鳥が野生復帰を果たしました。1羽目は、事故で動けなくなり、出血と起立困難な状態だったカンムリカイツブリです。強制給餌による体力回復と傷の治療を経て、川面を自由に泳ぎ去りました。もう1羽は、ネズミ捕りにかかり衰弱していたイソヒヨドリ。粘着剤による広範囲の羽毛損傷を負っていましたが、2週間の療養で回復し、活発に動き回る姿を見せて放鳥されました。

これらの成功事例は、愛鳥センターの献身的な努力と、野生動物の生命力の強さを物語っています。傷ついた鳥たちが再び自然の中で生き抜く姿は、私たちに大きな感動と希望を与えてくれます。 愛鳥センターの取り組みは、野生動物保護の大切さを改めて認識させてくれるでしょう。