埼玉県総務部統計課による令和7年4月分の毎月勤労統計調査結果によると、現金給与総額は前年同月比3.9％増の281,109円となり、17ヶ月連続のプラスを記録しました。 実質賃金も0.3％増加しています。産業別では、卸売業・小売業、医療・福祉で増加傾向が見られましたが、製造業は減少しました。

一方、総実労働時間は2.0％増の138.5時間と2ヶ月ぶりのプラス転換。常用労働者数も0.4％増の2,250,173人となり、こちらも2ヶ月ぶりに増加しました。ただし、産業別では製造業の減少が目立ちました。

就業形態別では、一般労働者の現金給与総額は375,890円、パートタイム労働者は122,190円でした。労働時間についても、一般労働者は168.7時間、パートタイム労働者は87.8時間でした。パートタイム労働者の比率は前年同月比0.5ポイント減の37.0％でした。

これらの結果は、事業所規模5人以上の調査産業計に基づいており、調査対象事業所数は1,387事業所、回答事業所数は834事業所、回収率は60.1％です。 全体として、埼玉県の4月における賃金と雇用は増加傾向を示しており、経済の回復を示唆するデータとなっています。 詳細は埼玉県「彩の国統計情報館」のホームページをご確認ください。