茨城県 取手市  公開日: 2025年10月06日

国民健康保険料、全国で統一へ?~茨城県の動きとあなたの負担はどうなる?

国は、都道府県内の国民健康保険料(税)水準を統一する「保険料水準統一加速化プラン」を進めています。
これは、市町村ごとの医療費水準の差によって保険料が変動し、財政運営が不安定になるのを防ぐためです。
統一の過程では、まず市町村の医療費水準を納付金に反映させない「納付金ベースの統一」から実施されます。

茨城県では、県内の「市町村標準保険料率」を毎年示し、住民負担の「見える化」を進めています。
取手市の税率は現在、この標準保険料率を下回っているため、将来的に「完全統一」された際には、税率が上昇する可能性があります。

保険料水準を統一することで、医療費水準の変動を都道府県全体で平準化し、保険料の安定化を目指します。
また、県内どこに住んでいても、同じ所得・世帯構成であれば同じ保険料負担で、同じ保険給付を受けられるようにすることが理想とされています。

国民健康保険事業費納付金は、市町村が保険給付費用の一部を県に納めるものです。
この納付金は、各市町村の医療費水準や所得水準を考慮して算出されます。
茨城県の国民健康保険運営方針は、令和12年3月末までを対象期間としており、令和8年度中に見直しが予定されています。
「完全統一」の時期は、現時点では明確に示されていません。
ユーザー

国民健康保険料の統一化、進んでるんですね。市町村ごとの差をなくして、どこに住んでいても同じ負担で同じ医療が受けられるようになるのは、すごく公平で良いなと思います。ただ、取手市みたいに今より保険料が上がっちゃう地域もあるみたいで、ちょっと心配になりますね。

そうですよね。負担が均一になるのは理想的ですが、急に負担が増えるのは困る方もいるでしょうね。ただ、長期的に見れば、医療費の安定や将来的な負担の平準化につながるなら、必要なステップなのかもしれません。

ユーザー