青森県は、2020年以降、海洋生物資源の保存及び管理に関する法律の廃止に伴い、改正漁業法に基づく新たな水産資源管理を推進しています。 県水産振興課は、水産庁の指針を踏まえ、「青森県において水産資源の保存及び管理を行うための方針」を策定し、令和7年度版（2025年）も公表。 この方針に基づき、クロマグロなどの主要魚種について、知事管理漁獲可能量を定め、その情報を随時県報で公開しています。

さらに、資源管理型漁業の推進にも力を入れており、多くの漁業協同組合と資源管理協定を締結し、自主的な資源管理を支援しています。 これらの協定は、県が認定し、現在38協定が締結されています（令和7年6月4日現在）。 また、漁獲量報告に関する規則や採捕停止に関する規則といった関連規則も整備され、透明性の高い管理体制を構築しています。

これらの取り組みは、水産資源の持続可能な利用と、青森県の豊かな漁業の未来を守るための重要な取り組みです。 県は水産庁ホームページの情報やパンフレットなども活用し、漁業者への周知徹底を図りながら、資源管理の改善に継続的に取り組んでいます。 青森県は、未来世代へ豊かな海を残すため、多角的な視点から資源管理に取り組んでいます。 詳細な情報や資料は、青森県農林水産部水産局水産振興課のウェブサイトをご確認ください。