佐賀県鹿島市「ななうら 干潟とメダカの里」が「自然共生サイト」に認定！豊かな自然と伝統が織りなす宝箱

佐賀県鹿島市の「道の駅鹿島周辺七浦音成地区」の一部である「ななうら 干潟とメダカの里」が、環境大臣らによる「自然共生サイト」に認定されました。これは、生物多様性損失危機への国際的な取り組みである「30by30目標」達成に向けた国の推進事業です。

この認定区域（約3ヘクタール）では、256種の動植物が確認され、そのうち52種が環境省レッドリスト掲載種でした。「干潟ゾーン」「音成川ゾーン」「めだかの楽校ゾーン」の3つのゾーンに分かれ、多様な環境が集約されています。

「ななうら 干潟とメダカの里」は、生物多様性の9つの価値のうち8つが評価されました。特に、干潟の生物多様性保全や有明海の伝統漁法を伝える場として高く評価され、認定審査委員会から総評を得ています。

今後は、国際データベースへの登録や、観光・環境教育の拠点としての活用を通じて、地域活性化と生物多様性保全を次世代へつなげる活動を目指します。