岡山県で腸管出血性大腸菌感染症注意報発令！感染予防と対策を徹底しよう

岡山県では、腸管出血性大腸菌感染症患者の増加を受け、7月30日に県全域に注意報が発令されました。O157など、ベロ毒素を持つ大腸菌による感染症で、腹痛、下痢、血便が主な症状です。特に子供や高齢者は重症化しやすく、溶血性尿毒症症候群（HUS）や脳症、最悪の場合死亡することもあります。

感染経路は、汚染された食品の摂取です。予防には、徹底した手洗いと食品の適切な管理が重要です。調理前、食事前、トイレ後、動物に触れた後は必ず石鹸で手を洗いましょう。まな板や包丁、ふきんはしっかり洗浄・消毒し、食品は10℃以下で保存し、早めに消費することが大切です。肉は中心まで十分に加熱し、焼き肉では生肉用と食べる用の箸を分けるなど、細心の注意が必要です。

症状に気付いたら、腹痛や下痢（特に血便）など、気になる症状があればすぐに医療機関を受診しましょう。家庭内での二次感染を防ぐため、患者の便に触れた後は手洗い・消毒を徹底し、入浴は患者が最後にするか、シャワーのみとするなどの対策が必要です。

岡山県感染症情報センターのホームページで、最新の発生状況を確認できます。厚生労働省のQ&Aも参考に、感染予防対策を徹底し、健康を守りましょう。