東京都の個人情報保護：令和6年度運用状況と利便性向上への取り組み

東京都は、令和6年度の個人情報保護制度の運用状況を発表しました。保有個人情報の開示・訂正・利用停止請求は前年度比9.9％増の4,013件となり、増加傾向が続いています。請求内容別では、生活安全相談、診療情報、110番処理関係が上位を占めました。

東京都は、利便性向上のため、令和6年4月から保有個人情報開示請求の電子申請受付を開始し、令和7年2月からはスマートフォンによる本人確認・申請も可能にしました。

また、個人情報を取り扱う事務の登録簿数は4,970件に上り、個人情報保護審査会も積極的に活動しています。令和6年度は、新規諮問90件、答申18件、開催回数132回でした。相談受付件数は212件で、個人情報の管理、取得・利用、本人関与の仕組みに関する相談が多くなっています。 東京都は、今後も個人情報保護の徹底と利便性向上に努めていくとしています。