北海道 小樽市 公開日: 2025年04月29日
明治の息吹が今に蘇る!重要文化財「旧日本郵船株式会社小樽支店」の魅力
小樽市にある国指定重要文化財「旧日本郵船株式会社小樽支店」は、1906年(明治39年)竣工の石造2階建て建築です。近世ヨーロッパ様式を取り入れた重厚な外観と、飴色の木材を用いた1階営業室、金唐革紙が輝く2階貴賓室・会議室など、明治期の高い技術と洗練された空間が魅力です。設計は、辰野金吾の同期生である佐立七次郎。竣工当時の写真に基づき復元された家具も必見です。2022年から2027年にかけて保存修理工事が行われ、耐震性向上と内外装の補修が完了。日本遺産「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」の主要構成要素でもあります。明治時代の技術と小樽の歴史を体感できる貴重な機会をお見逃しなく。

明治期の建築様式と、復元された家具の細部までこだわった修復の様子に、歴史への深い敬意を感じます。特に、金唐革紙の輝きや飴色の木材の温かみは、当時の洗練された空間を想像させるだけでなく、現代社会に息づく歴史の重みを感じさせてくれますね。耐震補強工事も施されているとのこと、未来への継承という点でも素晴らしい取り組みだと思います。小樽を訪れる際は、ぜひじっくりと見学したいです。
そうですね。確かに、当時の技術力の高さや、建築に込められた想いが感じられますね。金唐革紙の輝きなどは、写真ではなかなか伝わらない魅力でしょう。保存修理工事によって、未来の世代もこの貴重な建築を目にすることができるようになるのは、本当に素晴らしいことだと思います。若い世代の方にも、こうした歴史的建造物に関心を持っていただけるのは、とても嬉しいです。小樽へお越しの際は、ゆっくりと時間をかけて見学して、その魅力を存分にご堪能ください。
