愛知でCO2固定化の実証実験開始！海面処分場の水を活用

愛知県は、カーボンニュートラル実現に向けた革新的プロジェクトとして、東洋建設株式会社によるCO2回収・固定化プロジェクトの実証実験を9月30日から開始します。

この実験は、衣浦港3号地廃棄物最終処分場の保有水に、工場排ガスや大気から回収したCO2を溶解させ、炭酸カルシウムとして固定化する技術を検証するものです。

CO2は、保有水中に沈めた容器への高濃度充填と加圧、そしてバブリングによって溶解・拡散させ、固定量を分析・評価することで、固定化技術の改善を目指します。

実験期間は12月中旬頃までで、実験場所は知多郡武豊町にあるK3最終処分場です。取材希望者は9月29日までに愛知県環境局環境政策部環境政策課まで連絡が必要です。


実験は、8つの革新的プロジェクトの一つとして、愛知県が社会実装に向けた支援を行うものです。他のプロジェクトは、熱電発電、バイオガス発電、CO2削減量の見える化アプリ、プラスチックリサイクル、植物廃棄物由来内装材製造、使用済み紙おむつリサイクル、森林モニタリングシステム構築など多岐に渡ります。