鹿児島県 さつま町  公開日: 2025年09月16日

命を守る連携強化!薩摩町消防本部、産科救急研修会報告

2025年9月12日、薩摩町消防本部は、鹿児島大学救急科専門医の望月礼子医師を講師に迎え、「救急隊版エマージェンシー臨床推論・救急脳の作り方~産科版」をテーマとした救急研修会を実施しました。

研修では、通報受信から搬送までの過程における傷病者観察、身体所見からの疾患推定、緊急度・重症度の見極め、適切な医療機関への搬送といった内容が講義されました。 特に、妊婦の救急搬送に焦点を当て、見逃し厳禁の危険サイン、医療機関選定の重要性などが解説されました。

研修の一環として、妊婦からの救急要請を想定したシミュレーションを実施。通信指令員、救急隊員間の情報共有、現場での観察から疾患予測、医療機関選定までの流れを演習しました。 望月講師の自身の妊婦救急搬送体験談も紹介され、参加者にとって有益な時間となりました。 本研修は、母子救命のための知識・技術向上を目指し実施されました。 お問い合わせは、さつま町消防本部警防課救急係(電話番号:0996-52-0119、ファックス:0996-53-0119、メールフォームあり)まで。
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記事を拝見しました。薩摩町消防本部の取り組み、特に妊婦の救急搬送に特化した研修は非常に意義深いですね。現場で迅速かつ的確な判断を下すためには、豊富な知識と経験に基づいた臨床推論能力が不可欠だと思います。望月医師の体験談を交えた実践的な研修内容も、参加者にとって大きな学びになったのではないでしょうか。母子安全を守るための継続的な努力に敬意を表します。

ご意見ありがとうございます。確かに、現場の救急隊員の方々の負担は大きく、高度な知識とスキルが求められますね。特に妊婦の搬送は、母子の命に関わるデリケートな状況ですから、今回の研修のような実践的な訓練は非常に重要だと感じます。望月医師の経験に基づいた指導は、参加者にとって貴重な財産になったことでしょう。薩摩町消防本部の積極的な取り組みは、地域住民の安全安心に大きく貢献すると思います。

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