石川県で飲食店を経営する株式会社兼六は、人材確保に苦戦していました。そこで、ISICOの「求人票作成講座」を受講。講座で学んだノウハウを活かし、ハローワークの求人票を大幅に見直しました。

具体的には、勤務地を「兼六園」と明記し、店舗のリニューアルやデジタル化への取り組み、金沢の文化に触れられる魅力などをアピール。さらに、大学生向けの求人では「ガクチカ」に繋がる経験を強調することで、求職者にとってのメリットを明確にしました。

その結果、正社員2名、アルバイト2名の採用に成功。驚くべきことに、この求人票がきっかけで、金沢大学に留学していたフランス人女性からも応募があり、現在は茶道体験プログラムの運営などに貢献しています。

外国人スタッフの意見を取り入れ、茶道体験プログラムの質も向上。専門学校や大学への積極的な求人活動も併せて行い、調理補助スタッフやアルバイトの採用にも成功しました。

兼六社長は、セミナーで「本当に採用したい人材を一人採用できればいい」という考え方に感銘を受け、ターゲットを絞り込み、詳細な情報を記載したことが成功の鍵だったと語っています。 地道な努力と戦略的な求人票作成によって、人材不足を解消し、事業拡大に繋げている好例です。