和歌山県 橋本市  公開日: 2025年09月17日

令和7年度橋本市政報告会:317人の声から見えてきた課題と未来

令和7年度、橋本市は7月1日~30日に市内8会場で市政報告会を開催し、317名が参加しました。アンケート回答(187件)によると、参加者の多くは60代以上(74%)で、広報はしもと(26%)や区・自治会関係(50%)を通じて報告会を知りました。報告会の内容では「市政の報告」に高い関心(82%)が示されました。

報告会では、橋本市民病院の赤字経営と職員給与、農業における水路補修の負担金、隅田中学校付近の踏切渋滞、市庁舎建て替えの立地選定、投票所の設置、市の長期ビジョン、企業誘致の進捗、ハラスメント防止規程の施行状況、水道広域化、北部開発エリアの状況、山の手入れ問題、区の独自事業支援など、多様な意見や質問が出されました。

市側は、市民病院については赤字経営の改善策を講じつつ、国への支援要請も継続すると説明。農業については農業振興条例の見直しで地元負担金のあり方を検討中。庁舎建て替えはコンサルタントによる提案を踏まえ、安全性を考慮しつつ最適な立地を検討すると回答。投票所については、移動期日前投票所の活用で対応していることを説明。市の長期ビジョンについては、短期的な視点での対応を重視し、移住促進策に力を入れていると説明。企業誘致については、紀ノ光台の開発は順調に進んでいるものの、物価高騰の影響も懸念すると説明。その他、ハラスメント防止、水道広域化、山の手入れ、区の独自事業支援などについても現状と今後の取り組みについて説明がなされました。
ユーザー

高齢者の参加率が高いのは、情報伝達手段の見直しが必要なのではないでしょうか。広報誌や区・自治会への依存度が高い現状では、若い世代への情報が届きにくく、市政への関与が低くなってしまう懸念があります。特に、今回のアンケート回答数の少なさからも、若い世代の意見が反映されていない可能性も考えられますね。多様な意見を取り入れるためには、SNS活用や参加しやすいイベント企画など、若い世代にもアプローチできる広報戦略の工夫が必要だと感じました。市政報告会の内容自体はとても興味深いものだったと感じますので、情報発信方法の改善によって、より多くの世代の意見を反映できるような未来を期待しています。

ご指摘の通り、若い世代への情報伝達方法の改善は喫緊の課題ですね。広報誌や区・自治会への依存度が高いのは現状としてありますが、一方、若い世代はデジタルメディアへのアクセスが多いのも事実です。SNSの活用や動画配信による情報発信、あるいはオンラインでの意見交換の場を設けるなど、多様なアプローチが必要だと考えます。また、報告会自体も、若い世代が参加しやすい時間帯や形式にするなど、工夫の余地があるでしょう。貴重なご意見、ありがとうございます。市としても、より多くの世代が市政に関われるよう、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

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