奇跡の復活！ 災害を乗り越え躍進を続ける釜石港の魅力

2019年、釜石港は「ポート・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。東日本大震災からの復興、高機能コンテナ荷役機械の導入による物流機能向上、道路整備によるアクセス性向上などが評価されました。 さらに、動物検疫港の指定も受け、畜産品取扱いが可能となり、経済活性化に大きく貢献しています。

釜石港は、古くから重要な港湾として機能し、明治時代には官営製鐵所が建設されるなど、鉄鋼関連貨物を中心に発展してきました。震災による壊滅的な被害から、迅速な復旧作業で公共ふ頭が1ヶ月後に再開、湾口防波堤や公共ふ頭の復旧も完了しています。現在では、国際フィーダーコンテナ定期航路や外貿コンテナ定期航路が複数開設され、世界中とコンテナの輸出入が可能です。

世界最大水深の湾口防波堤は、津波被害を軽減する効果を発揮し、公共ふ頭は耐震強化岸壁など、高機能な設備を備えています。 釜石市は、釜石港を利用したコンテナ貨物の輸出入に対し奨励金制度も導入しており、更なる利用拡大を促進しています。震災からの復興を象徴する釜石港は、岩手県全域を支える流通港湾として、今後も発展を続けます。