埼玉県蓮田市「閏戸の式三番」〜豊年祈願の伝統芸能を堪能しよう！

埼玉県蓮田市の上閏戸愛宕神社では、毎年10月第2土曜日に、豊年や繁栄を祈願する民俗芸能「閏戸の式三番」が奉納されます。これは、能楽の「翁」を起源とするもので、白い面の翁、千歳、黒い面の三番叟が舞を披露します。種まきや烏飛びなどの農耕に由来する動きも含まれており、県内唯一の民俗行事として、昭和30年には埼玉県指定無形民俗文化財に指定されています。

令和7年（2025年）は10月11日（土）午後6時からの開催予定です。場所は愛宕神社（国道122号バイパス閏戸交差点そば）で、朝日バス「閏戸郵便局前」下車徒歩1分です。翁の謡から始まり、千歳の舞、翁の舞、三番叟の舞（揉みの段、鈴の段）、そして千歳と三番叟の問答など、約1時間にわたる伝統芸能を鑑賞できます。撮影は奉納中のみ許可されていますが、演者への配慮をお願いします。問い合わせは蓮田市社会教育課文化財保護担当（048-768-3111 内線162）まで。