2025年2月6日、広島県はインフルエンザ警報を解除しました。令和7年第5週（1月27日～2月2日）の定点医療機関からの報告患者数が、すべての保健所管内で警報継続基準値（定点当たり10人）を下回ったためです。患者数は減少傾向にありますが、基本的な感染対策は継続が必要です。

広島県では、定点当たり報告数が1人以上で流行入り、10人以上で注意報、30人以上で警報を発令します。警報解除は、すべての保健所管内で定点当たり10人未満となった場合です。最近の状況では、西部保健所管内で報告数増加が見られました。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症で、高熱、頭痛、倦怠感などの症状が現れます。高齢者や基礎疾患を持つ人は重症化のリスクが高いため注意が必要です。感染経路は飛沫感染と接触感染です。発症から3日目まではウイルス排出量が多いので、家庭内感染に注意しましょう。

予防策としては、こまめな手洗い、咳エチケット、マスク着用が重要です。効果的な手洗いは、流水と石鹸を使用し、指先や爪の間など洗い残しがないように丁寧に洗い、清潔なタオルで完全に乾燥させることが大切です。また、予防接種も効果的です。さらに、適度な湿度を保ち、睡眠と食事にも気を配り、体力をつけることも重要です。

症状が疑われる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。特に高齢者や基礎疾患のある方は注意が必要です。 広島県内の最新情報や全国の発生状況は、厚生労働省などのウェブサイトで確認できます。