令和7年度 愛媛県消費生活センター相談状況：増加するネット通販トラブルと高齢者の被害に注目！

令和7年度の愛媛県消費生活センターへの相談件数を分析した結果、いくつかの傾向が明らかになりました。

まず、相談件数の推移を見ると、インターネット通販と定期購入に関する相談が特に増加しています。これらの相談は、50歳代以上の高齢者からのものが多くを占めており、高齢者のネットリテラシーの低さや、巧妙な勧誘手法に翻弄されている現状が浮き彫りになっています。

具体的な内容としては、契約内容の理解不足によるトラブルや、解約手続きの困難さなどが挙げられます。特に、定期購入に関しては、気づかないうちに高額な料金を支払っているケースも見られます。

一方、サイドビジネス商法（副業・マルチ商法）や利殖商法（投資）に関する相談は、幅広い年齢層から寄せられています。若年層においては、副業ブームの裏で高リスクな商法に巻き込まれる事例も増加傾向にあるようです。

これらの相談内容から、消費者の権利保護と情報提供の重要性が改めて認識されました。愛媛県消費生活センターは、今後も消費者のトラブル解決に尽力し、啓発活動を通して安全な消費生活の促進を目指しています。相談窓口は電話（局番なしの188）、FAX、メールで受け付けていますので、お困りの際はぜひご連絡ください。