奈良県 奈良市  公開日: 2025年09月01日

奈良の銅鏡が語る歴史!富雄丸山古墳出土鏡と含水居蔵鏡コレクションを一挙公開

奈良市教育委員会は、令和7年11月4日(火)~12月26日(金)に、奈良市埋蔵文化財調査センターで秋季特別展「かがみー含水居蔵鏡と銅鏡史ー」を開催します。

本展では、2018年から2024年にかけて行われた富雄丸山古墳の発掘調査で出土した貴重な銅鏡、特に類を見ない「鼉龍文盾形銅鏡」や4面の「中国鏡」をパネル展示で紹介します。 デジタルマイクロスコープによる拡大写真を通して、銅鏡製作過程の一端も公開します。

さらに、奈良市在住者が収集した「含水居蔵鏡」コレクション約130面を初公開。戦国時代から宋時代までの中国鏡を網羅するこのコレクションは、銅鏡の歴史を学ぶ上で極めて貴重な資料です。 殷、戦国、漢、宋といった各時代の鏡の特徴や時代背景を解説することで、銅鏡の歴史を深く理解できる展示内容となっています。

また、平城京跡出土の約20面の銅鏡も一挙公開。正倉院宝物や国宝東大寺鎮壇具と同型鏡も含まれ、その歴史的意義を広く市民に知らしめます。

無料の特別展で、土日祝日を除く毎日午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)開催されます。 この機会に、奈良の豊かな歴史と文化を象徴する銅鏡の世界に触れてみませんか。
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奈良市教育委員会の秋季特別展、「かがみー含水居蔵鏡と銅鏡史ー」、大変興味深いですね。富雄丸山古墳出土の鼉龍文盾形銅鏡や中国鏡の初公開に加え、個人コレクションの含水居蔵鏡130面もの展示は、銅鏡研究において画期的な試みと言えるのではないでしょうか。デジタルマイクロスコープによる詳細な観察も魅力的で、銅鏡製作技術の進化を辿る貴重な機会になりそうです。特に、各時代の鏡の特徴を時代背景と合わせて解説する点に、歴史的視点を取り入れた学術的なアプローチを感じ、大変期待しています。

そうですね、素晴らしい企画ですね。特に個人コレクションの含水居蔵鏡の規模と質は、専門家にとっても大きな発見になるでしょう。普段はなかなか見ることのできない貴重な資料が、一般公開されるのは素晴らしいことです。デジタルマイクロスコープによる観察も、専門的な知識がなくても、銅鏡の細部まで見ることができるので、より深く理解を深めることができると思います。奈良の歴史と文化を、こんなに身近に感じられる機会は貴重ですね。ぜひ、お時間を作って見に行きましょう。

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