2025年7月25日(金)～9月21日(日)、富山県水墨美術館にて「どうぶつ百景―江戸東京博物館コレクションより」展が開催されます。これは、パリで好評を博した展覧会の凱旋帰国展で、江戸東京博物館が所蔵する6万点を超えるコレクションの中から、約230点が厳選して展示されます。

江戸時代の平和な時代、人々は動物とどのように関わっていたのでしょうか？ 本展では、動物と共生する人々の様子を描いた絵画や、動物をモチーフにした工芸品、玩具などを通して、人と動物の豊かな関わりを垣間見ることができます。歌川国芳や歌川広重といった巨匠の作品も展示され、江戸時代の街並みや人々の生活を鮮やかに描き出します。

明治初期に来日したモース博士が記録した、日本人の動物への優しい接し方についても触れられています。 「さん」付けで動物を呼ぶなど、現代にも通じる動物愛護の精神が感じられるでしょう。

前期（7/25～8/24）と後期（8/26～9/21）で一部作品が入れ替わり、何度でも楽しめる内容となっています。 さらに、講演会やギャラリートーク、水墨画ワークショップなど、様々なイベントも開催予定です。 観覧料は一般1,500円（前売1,200円）、学生割引あり。 小学生以下は無料です。 この機会に、江戸時代の動物と人々の温かい交流に触れてみませんか？ 詳細情報は富山県水墨美術館のウェブサイトでご確認ください。