守谷市におけるイノシシ被害：現状と対策、そして遭遇時の心得

守谷市では、平成27年のイノシシ生息確認以降、市街地への出没が増加しており、令和7年8月26日現在も被害が続いている。主な生息域は利根川・鬼怒川河川敷周辺や守谷市本町など。市では平成29年から猟友会と協力し捕獲活動を行い、令和3年には「鳥獣被害対策実施隊」を結成、捕獲域を市全域に拡大した。令和7年6月30日時点での令和7年度捕獲数は15頭。 一方、目撃情報は令和7年5月以降も複数報告されており、中には人身事故（くくり罠への誤進入など）も発生している。イノシシを発見した際は、静かに後退し、威嚇しないことが重要。また、イノシシの生息環境を管理し、農作物を守るための防護柵設置、捕獲活動の3本柱による対策が推進されている。具体的な対策として、二番穂の埋没、放任果樹の処理、作物残渣の処分、隠れ場所の減少などが挙げられる。防護柵としてはワイヤーメッシュ柵や電気柵が有効だが、適切な維持管理が不可欠である。 イノシシの生態に関する情報（昼行性、繁殖、学習能力、移動方法など）も提供されている。イノシシの目撃情報や被害情報は守谷市役所経済課まで連絡のこと。