新田原基地周辺PFAS、濃度上昇傾向か？継続調査で指針値超過8地点

宮崎県は、新田原基地および周辺地域におけるPFAS（有機フッ素化合物）の調査結果（第6報）を発表しました。

基地内の井戸3地点と周辺の井戸4地点、水路1地点の計8地点で、PFOSおよびPFOAの合計値が暫定目標値・指針値である50ng/Lを超過していることが確認されました。

特に、基地内3地点全てと周辺5地点中4地点で超過が確認され、前回の調査結果よりも数値が上昇した地点が多く見られました。これは、降雨量減少による地下水量の低下が濃度上昇に影響した可能性が考えられます。

一方、基地からの排出水の水質調査では、指針値未満であることが確認されました。

今後も、超過地点については四半期ごとの水質調査を継続し、原因究明と対策を進めるため、新田原基地へ協力を求めていく方針です。