【梅毒】知っておきたい基本知識、症状、治療、予防法を徹底解説！

梅毒は、性的な接触でうつる感染症です。原因菌は「梅毒トレポネーマ」で、薬物治療で完治しますが、放置すると脳や心臓に重い合併症を引き起こすことがあります。

感染初期（約3週間）は、性器や口などに痛みやかゆみのない「しこり」や「潰瘍」ができ、リンパ節が腫れることがあります。治療しなくても自然に軽快しますが、病気は進行します。

数ヶ月後（第2期）には、全身に淡い赤色の発疹（バラ疹）が出ることがあります。これも治療しなくても消えることがありますが、完治ではありません。

数年後（晩期顕性梅毒）には、皮膚や骨などにゴムのような腫瘍ができたり、心臓や神経に重大な影響が出ることもあります。

妊娠中の感染は胎児に影響し、死産や奇形のリスクがあります（先天梅毒）。

治療は抗菌薬の内服や注射で可能ですが、医師の指示通りに最後まで治療を完了することが重要です。パートナーも検査・治療を受けることが再感染防止につながります。

予防には、不特定多数との性行為を避ける、コンドームを正しく使用する、パートナーと共に検査・治療を行うことが大切です。

県内の保健所で無料・匿名で検査（予約制）が受けられます。心配な場合は、感染の可能性がある日から5週間以上経過してから検査を受けましょう。