越谷宿の名家「油長」の土蔵が国登録有形文化財に！江戸後期の貴重な建造物

越谷市にある旧山﨑家住宅（油長）の内蔵が、令和7年8月6日付けで国登録有形文化財（建造物）に登録されました。

旧山﨑家は、日光道中・越ヶ谷宿の中心部に位置した名家で、13代当主は国学者平田篤胤の高弟でもありました。屋号の「油長」は、近隣の菜種を江戸に出荷していたことに由来します。

この内蔵は、江戸後期に建てられたと推定され、和釘の使用や、平田篤胤が文政2年（1819年）に訪問した記録が残されています。土蔵造2階建てで、重厚な造りが特徴です。

文化財保護法に基づき、建築後50年以上経過し、歴史的景観への貢献など一定の基準を満たす建造物が登録有形文化財となります。 旧山﨑家住宅（油長）内蔵は、その基準を満たした貴重な建築物と言えるでしょう。 登録に関するご相談は越谷市生涯学習課までお問い合わせください。