若者の市販薬オーバードーズ増加！薬局・ドラッグストアでの販売における注意点とは？

近年、風邪薬や咳止め薬などの市販薬を、本来の目的とは異なる精神作用を期待して過剰に服用する「オーバードーズ」が若者を中心に拡大しています。SNSでの情報拡散により、軽い気持ちで乱用に陥るケースが増加しており、特に10代から20代の若い女性に多く見られます。

中学生への調査では、市販薬の入手先として薬局・ドラッグストアが最も多く、次いで自宅の常備薬、知人、インターネットとなっています。

医薬品の販売に携わる薬剤師・登録販売者は、乱用防止のための「ゲートキーパー」としての役割が重要です。乱用のおそれがある医薬品（エフェドリン、コデインなど）の販売時には、購入者の氏名・年齢、他の店舗での購入状況、購入理由などを確認し、適正な使用のために必要と認められる数量に限り販売する必要があります。

厚生労働省は、啓発ポスターやリーフレットを作成しており、薬局・店舗での掲示・活用が推奨されています。