【甲佐町】高齢化の波にどう立ち向かう？ 介護予防の鍵は「地域」と「住民の力」！

甲佐町では、要介護（要支援）認定者数と認定率が再び上昇傾向にあります。特に、団塊の世代が後期高齢期を迎えることで、今後さらなる増加が懸念されています。

認定者の有病状況を見ると、心臓病、筋・骨疾患、精神疾患（主に認知症）の割合が高いのが特徴で、これらの疾患を複数抱えている人がほとんどです。

一人当たりの社会保障費も全国平均より高く、介護給付費を含めると、年間約178万円（国民健康保険医療費、後期高齢者医療費、介護給付費の合算）が使われています。

介護予防の鍵は、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるための、医療・介護・予防・住まい・生活支援の連携強化です。

甲佐町では、各行政区単位で「地域の集い」と称する介護予防教室を展開し、血圧測定や体操などを実施しています。また、平成27年度からは「介護予防サポーター」を養成しており、住民が主体的に介護予防活動を継続することが重要視されています。

地域包括支援センターでは、体力測定や健康データの把握、介護相談などを実施しており、気軽に利用できる場となっています。