千葉市動物公園 園長への手紙：来園者の声と園の取り組み

千葉市動物公園は、来園者から寄せられた「園長への手紙」とその回答をホームページで公開しています。2025年度の主な内容は、施設・管理、動物、その他に関する意見と、それに対する園の対応です。

施設・管理に関する意見としては、遠足時の児童のマナー、カラス対策、園内での食べ歩き、料金体系、水遊び場の改善要望などが挙げられました。園側は、マナー啓発の強化、カラス対策の継続、ポイ捨て防止への取り組み、料金体系の見直しは現状維持、水遊び場の改善は困難だがミスト設置を検討するなど、それぞれに対応策を示しています。

動物に関する意見では、ニシゴリラ「ローラ」の追悼イベント開催、ワオキツネザルの単独飼育、動物の収容時間公開、動物の健康管理、エンリッチメント強化の要望などが多く寄せられました。園側は、ローラの写真展開催、ワオキツネザルの飼育環境改善、収容時間非公開の理由説明、ローラ死亡原因の調査と情報共有、エンリッチメント強化への取り組みを説明しています。 その他、動物科学館のリニューアルに関する多くの称賛の声とともに、フリガナ表記の要望や動線改善の検討などが挙げられました。

園側は、来園者の意見を真摯に受け止め、施設の改善、動物福祉の向上、情報公開の充実などに努めていることがわかります。今後も継続的に改善策を検討し、より良い動物園を目指していく姿勢を示しています。