【AI時代を生き抜く力】加西市が全小中学校で「リーディングスキルトレーニング」導入！

加西市では、子どもたちが将来社会で活躍するために、すべての小中学校で「リーディングスキルトレーニング」を導入します。

これは、AI研究の第一人者である新井紀子氏が開発したもので、「教科書を自力で正確に読める力」を養います。例えば、「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。」という文と「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。」という文が「異なる」と判断できない中学生が半数以上いるという現状を踏まえ、文章の正確な読解を促します。

トレーニングは、「教科書で使われる学習言語の理解」と「学習がスムーズに進むための認知的な負荷軽減」の2本柱で行われます。

12月にリーディングスキルテスト（RST）を実施し、1月からトレーニングを開始。学校（週2～3回、1回10分程度）と家庭での自主的な取り組みが中心となります。保護者には、子どもの励ましや一緒に取り組むことを推奨しています。このトレーニングで得られる読解力は、学力向上だけでなく、将来社会で生き抜くための揺るぎない基盤となります。