【遭遇回避】クマの痕跡を見分ける！足跡・フンでわかる本当の危険度

クマとの事故を防ぐためには、その痕跡を正しく見分けることが重要です。

足跡では、クマは5本の指の跡がつき、後足の跡が前足のすぐ前に現れるのが特徴です。前足は丸く肉球が大きく、後足は縦長でかかとまで接地します。

エゾシカは2つの蹄の跡が特徴で、アライグマは人間の手のように見える5本指で、かかとをつけたまま歩きます。キツネは前後の足を重ねて直線上に並ぶように歩き、ひし形に近い縦長の足跡を残します。

フンでは、クマは大きな俵形で、食べたものがそのままの形で残ることが多く、草木や果実の臭いがします。

アライグマのフンは直径2～3cm程度で細長く、雑食のため骨や昆虫の羽などが混ざります。エゾシカのフンは直径1.5cm程度の粒状で、集まるとクマのフンに間違われることがあります。

クマの痕跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう。