千葉県 流山市  公開日: 2025年10月20日

【流山市開催】「自分らしく、あなたらしく」~幼児期から始める性の多様性教育~

令和7年9月21日、流山市で「親から子に伝えたい 幼児期からはじめる多様性に配慮した性教育講座」が開催されました。

埼玉大学の渡辺大輔准教授を講師に迎え、参加者は性に関する「思い込み」や「ジェンダーバイアス」について学びました。

講座では、「性」の5つの構成要素(性自認、身体の性的特徴、性別表現、性的指向、法律上の性別)と、性的少数者(LGBT)について解説。性的マイノリティは身近に存在し、社会環境がその存在を隠させている現状が指摘されました。

性の多様性は「もともと多様だったものが可視化された」ものであり、「普通」というカテゴリーは存在しないと説明。LGBT教育における「マイノリティを理解してあげる」構造ではなく、「わたしたち」の問題として捉える教育の重要性が強調されました。

未就学児への性教育には絵本の活用が効果的であり、発達段階に応じた教材や、性教育・性の多様性に関する相談先も紹介されました。

参加者からは、カミングアウトへの対応や子育てにおける「らしさ」の捉え方など、実践的な質問が寄せられ、講師が丁寧に回答しました。

講座は「自分の性と多様性について知る環境を整え、学び続けることが大切」という言葉で締めくくられました。
ユーザー

性教育って、つい「教えなきゃ」って義務感で捉えがちだけど、今回の講座で「多様性」っていう視点がすごく大切だって改めて感じました。性別って、単に男女だけじゃなくて、もっとグラデーションがあって、一人ひとりが自分らしくいられることの尊さ。絵本で子供に伝えるって、すごく自然で素敵ですよね。私も、子供が将来、どんな自分になっても肯定できるような、そんな親でありたいなって思いました。

お話、とても興味深く聞かせていただきました。性教育を「多様性」という視点から捉え直すこと、そしてそれが子供たちの未来にどう繋がるのか、という点に感銘を受けました。絵本で伝えるというアイデアも、子供たちの純粋な心に寄り添う優しさを感じます。私も、子供の成長を見守る中で、固定観念にとらわれず、一人ひとりの個性を大切にする姿勢を身につけていきたいと改めて思いました。

ユーザー