【発見】古代の国際交流の窓口「鴻臚館」が福岡で蘇る！歴史を体感できる新シンボルへ

鴻臚館は、奈良時代後半から平安時代末まで現在の舞鶴公園に存在した外交施設です。「遠の朝廷」と呼ばれた大宰府に続く、外交・交易の拠点でした。

当初は「筑紫館」と呼ばれていましたが、唐風に改められ「鴻臚館」となりました。これは中国の「外務省」に由来する名称です。日本国内で遺構が確認されているのは、福岡の鴻臚館のみです。

現在、福岡市では鴻臚館を往時の姿に復元し、歴史や文化交流の歩みを体感できる場所として整備する事業を進めています。特に、多くの来訪者を出迎えた北館東門を現代に復元し、観光・交流の重要な資源として活用することを目指しています。

この事業は、古代対外交流の窓口であり、「国際交流都市福岡」の原点である鴻臚館を、歴史的な機能やそこで行われていたことを理解・実感できる空間にするためのものです。市民のアイデンティティや、観光・集客の拠点としても、その魅力を広く伝えていく計画です。