三重県市町経済の実態解明！地域格差と成長の光と影

令和4年度三重県市町民経済計算によると、市町内総生産は四日市市がトップの1兆9,243億円。対前年度増加率は木曽岬町が24.3％と最も高く、建設業の増加が貢献しました。一人当たり市町民所得は、いなべ市が382万9千円で2年連続トップとなりました。

地域別に見ると、北勢地域は総生産が県全体の55％を占めるものの、対前年度比で減少。一方、中南勢、伊勢志摩、東紀州地域は増加しました。東紀州地域は林業の増加により1.7％増と好調でした。

一人当たり市町民所得は北勢地域が348万3千円と県平均を上回り、逆に東紀州地域は255万4千円と最も低くなりました。地域間の経済格差が明らかになり、それぞれの地域特性と経済動向を分析する上で重要な指標となっています。

今回の計算は、三重県民経済計算を基に按分方式で推計されたものであり、数値の積み上げ計算とは異なる点に注意が必要です。最新データに基づき、平成24年度から令和3年度までの数値も改定されています。