群馬県でリンゴ病（伝染性紅斑）警報発令！妊娠中の方へ特に注意喚起

群馬県で伝染性紅斑（リンゴ病）の警報が発令されました。4月には基準値を超える患者報告数があり、7月〜8月も例年より高い水準が続いています。リンゴ病はヒトパルボウイルスB19が原因で、主に小児に発症する感染症です。特徴的な症状は、両頬がリンゴのように赤くなる発しん。咳やくしゃみなどの飛沫感染や接触感染で広がります。潜伏期間は約10～20日で、発しん前にウイルス排出が最も多く、発しん出現後は感染力はほぼ消失します。予防には石鹸による手洗いが有効です。症状がある場合はマスク着用を心がけましょう。

特に妊娠中の方は注意が必要です。妊娠中に感染すると、胎児に感染し、流産や胎児水腫などの重篤な状態につながる可能性があります。保育園などで流行している場合も注意し、風邪症状のある方との接触は避けましょう。 高崎市では7月28日～8月3日の1定点医療機関あたりの患者報告数が3.80人と高くなっています。 詳細な情報や相談は、群馬県ホームページ、厚生労働省ホームページ、国立健康危機管理研究機構ホームページをご確認ください。心配な方は、保健医療部保健予防課感染症対策担当（Tel：027-381-6112、Fax：027-381-6125）までお問い合わせください。