福島市で熱中症搬送者増加！命を守るための緊急対策と予防法

福島市消防本部によると、令和7年6月、暑さ指数（WBGT）が厳重警戒レベルの日数が過去3年間で最多となり、熱中症による救急搬送者数も過去3年間で最多の45名に上った。特に高齢者（29名、うち17名は屋内）が多く、7月以降はさらに危険なレベルに達する日数が増加すると予測される。

令和6年度のデータでは、熱中症による救急搬送は170名（前年比70名減）で、65歳以上の高齢者が全体の約6割を占めた。発生場所は住宅が4割以上を占め、屋内での熱中症も深刻な問題となっている。

症状の程度は中等症以上が約3割で、重症者もいた。WBGT値の上昇と救急搬送者数の増加には強い相関関係が見られる。

熱中症予防には、暑さ指数をこまめに確認し、こまめな水分補給、室温管理、暑い時間帯の外出自粛などが重要だ。5～6月上旬から汗をかく習慣を身につけることで、暑さへの抵抗力を高めることも有効である。

熱中症は命に関わる危険性があるため、一人ひとりが予防意識を高め、適切な対策を講じる必要がある。 福島市消防本部では、熱中症に関する問い合わせを受け付けている。