福島県民向け無料内部被ばく検査：安心と健康を守るための検査ガイド

福島県では、ホールボディ・カウンタ（WBC）を用いた無料の内部被ばく検査を実施しています。この検査は、体内に蓄積されたセシウム134とセシウム137の量を測定し、過去1年間の摂取量と将来の被ばく線量を推定するものです。検査は痛みもなく、放射線被ばくの心配もありません。

検査対象者は、①福島県内に住民票がある方、②平成23年3月12日時点で福島県内に住民票があった方、またはその方から平成24年4月1日までに生まれた方、③平成23年3月12日時点で県外に住民票があったものの、県民健康調査対象者です。ただし、法令で内部被ばく検査が義務付けられている除染作業員等は対象外です。

県内では、福島市、郡山市、浪江町に常設検査会場があり、巡回検査も実施しています。検査は予約制で、前週の金曜日までに電話で申し込む必要があります（空きがあれば当日予約も可能）。県外在住の方向けには、青森、石川、滋賀、広島、愛媛の医療機関と協力して検査を実施しています。

検査費用は無料ですが、交通費は自己負担となります。検査の流れは、受付、検査内容説明、同意書記入、体表面検査、WBC検査、結果説明です。検査結果データは、個人情報保護の上で公表される場合もあります。詳細や予約は、各会場の連絡先または県民健康調査課にお問い合わせください。同意書はダウンロードも可能です。