福島県で百日咳患者急増！乳幼児への重症化リスクと予防策を徹底解説

福島県では、令和7年8月3日までに百日咳の報告が824件と、過去最多を記録しました。これは、過去最多だった平成31年の約3倍に相当する深刻な増加です。百日咳は飛沫や接触感染で広がり、特に乳幼児は重症化しやすく、肺炎や脳症、最悪の場合死亡することもあります。主な症状は、初期のかぜ症状から始まる激しい咳で、乳幼児では無呼吸発作やチアノーゼなどを起こす可能性があります。

予防には、5種混合ワクチン（DPT-IPV-Hib）の接種が有効です。定期接種として無料で受けられますので、対象年齢になったら早めに接種しましょう。接種スケジュールは、生後2～7ヶ月に3回、その後6ヶ月以上後に追加接種1回です。

家族に乳幼児がいる場合は、家族内感染にも注意が必要です。手洗い、マスク着用などの基本的な感染対策も大切です。 百日咳は感染症法で全数把握対象となっていますので、医療機関の方は診断後7日以内に保健所への届け出をお願いします。

詳細な情報や定期接種のスケジュールについては、お住まいの市町村の予防接種担当窓口にお問い合わせください。 この機会に、百日咳の予防について改めて確認し、感染拡大防止に努めましょう。