北海道の農業を守る！地球温暖化対策検討会で未来の農を議論

北海道では、令和5年と6年の夏の平均気温が過去最高・次点の記録を更新し、令和7年も高温が予想される中、「令和7年度　地球温暖化に対応する技術開発・普及に関する検討会」が5月30日に開催されました。

この検討会には、気象庁、北海道開発局、農業研究機関、農業団体など、関係機関・団体が多数参加。 北海道の異常気象の現状と今後の気象見通し、農作物の生育状況、既存技術の活用、そして気候変動に適応するための新たな技術開発について活発な情報交換が行われました。

具体的には、気象庁による詳細な気象情報、農作物の生育状況と高温対策、病害虫の発生予測、農業用水の確保状況、そして農業農村整備事業における対応策などが報告されました。 さらに、北海道農産基金協会やホクレンなどの団体による具体的な取り組みや、農業研究機関による今後の研究開発の方向性なども発表され、多角的な視点からの対策が議論されました。

参加者は、気候変動が北海道農業に及ぼす深刻な影響を改めて認識し、高温に強い品種開発や省エネ技術の導入、灌漑システムの改善など、様々な対策の必要性を共有しました。 検討会で得られた知見は、今後の北海道農業の気候変動対策に役立てられる予定です。 北海道の農業の未来を守るため、関係各機関による連携強化と積極的な取り組みが期待されます。